conf/jboss-service.xmlその11

MBean探検隊、conf/jboss-service.xmlもやっと最終回です。

conf/standardjbosscmp-jdbc.xmlに記述されている、DB毎の型-クラス変換やfunctionなどのマッピング情報を読み込み、保持します。

  • jboss.deployment:type=DeploymentScanner,flavor=URL

ホットデプロイ君。deployディレクトリを監視して、新規ファイルがあったり、ファイルのタイムスタンプが更新されていればホットデプロイが発動し、MainDeployerに処理を委譲します。以下、各属性でいろいろカスタマイズ可能。
URLs:deployディレクトリを変更、追加したい場合に記述
ScanEnabled:ホットデプロイを止めたければfalseに*1
FilterInstance:スキャン対象にしたくないファイル名、prefix、suffixを指定。これ結構JBossのバージョンによって違うっぽい。
URLComparator:デプロイ順を決定する。デフォルトのorg.jboss.deployment.DeploymentSorterではsuffixによるデプロイ順が定義されているのですが実はこれはdeprecatedで、実際にはMainDeployerが持つSuffixOrderHelperに上書きされています。結果としてのデプロイ順はMainDeploerの属性SuffixOrderを見ればわかります。
デフォルトでは「.deployer,-deployer.xml,aop,aop.xml,.sar,-service.xml,.rar,-ds.xml,.har,.jar,.war,.wsr,.ear,.zip,.bsh,.last 」でした。これをコントロールしたければDeployerのEnhancedSuffixOrderを触る必要があります。
他にURLComparatorとしてはorg.jboss.deployment.scanner.PrefixDeploymentSorterというのがあり、ファイルのprefixとして数字をつければその順番でデプロイされる、というものです。


この次はdeployディレクトリにデプロイされているサービスに進む予定ですが、まずはここまでのをJJBugのサイトにまとめましょうかね。

*1:運用側からするとディスク障害時にアンデプロイが走るのがイヤだったりするから、、、