SoundCloud 雑感

ここ半年くらい SoundCloud をアクティブに使ってきたので感想を。(2019/7/24 更新)

ちなみにアカウントはこちらです。興味があれば聞いてみてください。エレクトロニカ、ポストロック系です。

https://soundcloud.com/toshiya-kobayashi-6

SNS感ある

はじめは単なる曲のアップローダーとして置いていたんだけど、そんなんでは十数再生くらいなもので、誰も聴かないし何も起こらない。

で、半年くらい前からアクティブに SoundCloud の他の人に関わるようにすると、SNS としての SoundCloud が楽しめるようになってきました。

follow

SoundCloudTwitter などと同じように「follow されたら follow 返しする」というひとが結構います。それをあてにして、まずは自分が SoundCloud に上げている曲を好んでくれそうなひと。。。という考えで、 似た傾向の音のミュージシャン (Mouse on Mars など) を follow しているひとをガンガン follow してみました。しかしそこで判明したのが、「短期間で大量 follow をすると ban される」「follow の上限は 2000」ということ。いかんですね。大量 follow はスパムと同じです。ですので現在はよく吟味して「新曲が出たら聴きたい」ひとのみ follow するようにしています。follow はあくまで Stream で新曲をキャッチし易くするための機能と割り切ったほうがいいでしょう。

like

さて、自分の Stream や、気になったひとの profile 、SoundCloud が勝手に出してくる「Related tracks」などからいろんな曲にリーチできます。ちょっとでも気に入ったらバンバン like を押していく感じです。like の notification を受けた人がこっちにも興味持ってくれるかもしれないし、SoundCloud の「Related tracks」の傾向にも影響を与えているかもしれません。ただ like のハードルを下げて量が増えると、お気に入りの曲を後で聴く、というブックマークとしての価値は下がってしまいます。まあでもたくさん like するほうが SNS としてポジティブだと思います!

comment

いちばん重要と思われるのがコメントです。follow や like より人間味がありますね。自分の曲にポジティブなコメントがつくと嬉しいものです。like よりは手間をかけてくれているので、好みが合う確率は高いと考えられます。で、コメントをつけてくれたひとの曲を聴いたりするうちに親しくなってきます。親しいひとができてくるとそこから派生して(例えば、親しいひとの曲にコメントをつけているひとにリーチする)自分のネットワークが広がってくるわけです。最終的に自分の following を「好みが合う&アクティブ」なひとで密度を上げていくことによって、自分の好みの曲が見つかり易くなり、また自分の曲を聴いてくれるひとも増えるわけです。

そういうわけで、積極的に他のひとの曲にコメントしていくことが SoundCloud ライフの充実に欠かせません。ひとつ問題があってねー、SoundCloudiPhone アプリはコメント機能が無いんですよ。通勤時間とか有効に使いたいんですが、like で済ますしか無い。(SoundCloud Pulse という別アプリは「コメントに対するリプライ」のみ可能) 現在の iPhone アプリはコメントできます!

repost

これは悩ましい。気に入った他人の曲を repost すると、自分の profile に出すことで、自分を follow しているひとの Stream に見えるようになります。repost してもらう側は大変嬉しいわけですが、「自分の profile に出す」ということは、自分の曲が見えにくくなるということです。Web なら「Tracks」を選べばいいですが、iPhone アプリでは本人の曲を探すのもしんどい。なので曲を作るひとのなかで、repost をするひとはかなり少ないです。僕もいまのところしていません。 現在の iPhone アプリは本人を曲を探しにくいということはないですね。ただ、repost しすぎると、follower の Stream を埋めるわけなので、やりすぎは良くないなーと思います。

そこで repost 専用アカウントを作るひともいます。<自分の名前>_repost みたいな感じです。repost してもらったひとは嬉しいし、好みの合う人の repost アカウントなら repost の質が高いので、他のひとも結構嬉しいですね。

group

「Add to group」で、自分の曲をグループに登録することができます。グループは大量にあるので、キーワードで検索して、曲に合ったものを選びましょう。デメリットはないので、ポンポン登録するといいでしょう。上限は1曲あたり75グループです。follower の多いグループだと、見てもらえる可能性は上がりますが、どんどん曲が追加されてすぐリストの下の方へ流れていきます。follower の少ないグループだと、見てもらえる可能性は低いですが、曲がリストの上位に長期間残ります。一長一短なのであんまり気にしてもしょうがないかも。あと注意すべきは「MODERATED」のグループです。これはグループを運営しているモデレータが許可しないと登録されません。これで曲の質は保証されますが、問題はそのモデレータが SoundCloud やってなかったらいつまでたっても見てもらえないってことですね。よく知ってるグループでない限り MODERATED は避けたほうがいいかもしれません。

Group機能は廃止されました。まあ Group が乱造されて意味なくなってきましたからね。

message

ダイレクトにメッセージが送れます。直接「あんたすごいよ!」とか言いたい気分のときに使います。「俺日本行ったことあるよ」みたいなメッセージも時々来たりします。これで自作の宣伝するのはちょっと抵抗があります。。。が、メッセージがきたらそれなりに印象に残るので効果はあるかもしれません。

外部への展開

Bandcamp という、SoundCloud とは別会社のサービスがあります。こちらは気軽に音楽をネット販売するためのインフラを提供しています。個人のサイトもあるし、ネットレーベルもあります。SoundCloud では無料で公開し、アルバムは Bandcamp で買ってね、みたいなひとが結構います。僕の場合、ある日 TRI CITY REC から「うちからアルバム出さない?」ってメッセージが来て、2週間くらいでリリースとなりました。

http://tricityrec.bandcamp.com/album/warm-and-restless-ep

その他

コラボで曲作ったりするひとも多いです。あとグループ(SoundCloud の group ではなく)を作ってメンバーの曲を repost するアカウントを作ったり。

課金サービス

PRO アカウントになるとアップロード時間2倍やスポットライトといったサービスが付くんですが、月$7、つまり年1万円弱ということで、ちょっと高い。。。音楽で稼いでいるまさにプロなら出せますけどね。SNSとして楽しませてもらっている分の対価としてお金を払いたいという気持ちもあり、年1000円くらいならなー。「SoundCloud Go」というサービスもアメリカでは開始されましたが、こちらは Apple Music の対抗のような位置づけです。SoundCloud は赤字ガンガン出しているという話も聞くので、マネタイズも頑張っていただきたいものです。